「Claude 2」公開──一般ユーザー向けWebサイトclaude.aiが初登場
Anthropicが2023年7月11日、新モデル「Claude 2」を発表しました。最大の変化はモデル性能そのものより提供方法で、それまでAPI経由やパートナー企業のアプリを通じてしか使えなかったClaudeを、一般ユーザーが直接使えるWebサイト「claude.ai」のベータ版として初めて公開した点にあります(当初は米国・英国限定)。
詳細
- claude.aiベータ公開: 一般消費者が登録するだけで使える公式チャット画面が初登場。Anthropicのモデルが「開発者向けAPI」から「一般ユーザー向けプロダクト」へと踏み出した転換点
- 性能向上: 司法試験模擬試験で73.0%→76.5%、コーディング(HumanEval)で56.0%→71.2%、数学(GSM8k)で85.2%→88.0%に上昇。GRE(大学院進学適性試験)の読解・作文セクションでは上位10%相当のスコア
- コンテキスト長10万トークン: 1プロンプトで最大10万トークンを読み込め、数百ページ・書籍1冊分の文書処理が可能に。出力も数千トークン規模の長文生成に対応
- 安全性: 内部のレッドチーム評価で、有害出力の少なさが前バージョン比で「2倍」改善したと説明
- 料金: API価格はClaude 1.3から据え置き。JasperやSourcegraphなどが早期に統合
その後
claude.aiの一般公開は、Anthropicが開発者向け企業からコンシューマー向けプロダクト企業へと軸足を広げる契機になった。この路線は2024年の「Claude 3」ファミリー、そして無料プランやProプランの拡充へとつながっていく。