OpenAI、Soraアプリの終了を発表──ディープフェイク懸念と採算悪化が背景に
OpenAIが2026年3月25日、動画生成ソーシャルアプリ「Sora」を終了すると発表しました。「Soraで作ったものには意味があった。この知らせが残念なものであることは分かっている」と自ら述べる一方、具体的な終了スケジュールは「追って共有する」とし、詳細は後日発表される形になりました。
詳細
- 発表内容: OpenAIはSoraアプリに「別れを告げる」とし、ユーザーがこれまでに作成したコンテンツを保存する方法について近く詳細を案内するとした
- 背景にある懸念: 支援団体・研究者・専門家から「誰でも思いつくままにAI動画を作れることの危険性」への不安の声が強まっていたと報じられている
- 著名人ディープフェイク問題: マイケル・ジャクソンやマーティン・ルーサー・キング・ジュニアなど著名人を模した不適切な生成物が問題視され、OpenAIがこうしたコンテンツの取り締まりを強化せざるを得なかった経緯があった
- 収益面の課題: 動画生成には膨大な計算コストがかかる一方、その後明らかになった報道によれば運用コストが1日あたり約100万ドルに達する一方、総収益は約210万ドルにとどまるなど、採算面でも厳しい状況だったとされる
- ディズニー提携への影響: 同年12月に華々しく発表されたディズニーとの提携も、その後関係が破談になったと報じられており、事業終了の一因になったとみられる
その後
この発表からおよそ1か月後の2026年4月26日、Soraのウェブ・アプリは実際に提供終了となり、ユーザーデータのエクスポート期間を経て完全に削除される運びとなった。APIについては同年9月24日に終了予定とされている。