MicrosoftとMistral、欧州データセンター活用と製品統合で提携拡大
MicrosoftとMistralが戦略的パートナーシップの大幅な拡大を発表しました。Microsoftは欧州にあるMistralのデータセンター増強に数十億ドル規模を投資し、Mistralの主力モデルをMicrosoft Foundry・Copilot Studio・Azureへ統合します。規制産業や主権AIを重視する企業に、選択肢と統制力のあるフロンティアAIを提供することが狙いです。
詳細
- インフラ投資: MicrosoftがMistralの欧州データセンター拡張に数十億ドル規模を投じ、NVIDIAの最新GPU「Vera Rubin」数千基を活用したトレーニング・推論・大規模展開基盤を構築
- 容量の相互活用: MicrosoftはMistralの欧州データセンターの計算容量を自社クラウド・AIサービスに活用。Mistralは「Mistral Compute」プログラムのもと、2027年までに最大200メガワット、2030年までに1ギガワットの計算能力獲得を目指す
- 製品統合: 「Mistral Medium 3.5」と「Mistral OCR 4」がMicrosoft Foundryで利用可能になり、Mistral Medium 3.5はCopilot Studioにも統合
- 新規出資はなし: Microsoft副会長Brad Smith氏は、今回の合意に新規株式出資は含まれないと明言
- 狙い: 欧州の製造業・医療機関・金融機関などが、データ主権法制やIP保護を守りながらAIをローカルに展開できるようにする「主権クラウド」路線の強化
使ってみるには
- Mistral Medium 3.5・OCR 4はMicrosoft Foundry経由で、Mistral Medium 3.5はCopilot Studio経由でそれぞれ利用可能です
- 提携の一環として、共同のGo-to-Market計画やAzureクレジット提供、ワークショップ開催も予定されています