ElevenLabs、2026年の世界的選挙イヤーに向けて選挙保護策を拡充——ブラジル選挙裁判所と初のMoU締結
ElevenLabsが、2026年の世界的な選挙イヤーに向けて、音声AI技術を選挙支援に役立てる取り組みと、なりすまし・偽情報対策の両面を強化すると発表しました。ブラジルの選挙管理機関との提携は、同社にとって国の選挙当局との初の正式な協定となります。
詳細
- ブラジルでの提携: ブラジル選挙裁判所(TSE)と提携し、10月の選挙に向けて同裁判所の「選挙アシスタント」に音声機能を追加。TSEのような国の選挙管理機関とのMoU(覚書)締結は同社として初めて
- ファクトチェック支援: ブラジルの主要メディア連合Comprova(42媒体が参加)向けに、AI Speech Classifierを使ったコンテンツ検証のトレーニングを実施
- 米国での取り組み: カリフォルニア州の「Countering Tech-Enabled Fraud Task Force」と連携するほか、Google DeepMindとの音声透かし技術、Reality Defenderのディープフェイク検出ツールとの連携を継続。政府機関向け「ElevenLabs for Government」も拡充
- 安全対策の内容: 公職者・候補者・著名人の声を複製できないようにする「No Go Voices」、実際の発話と照合する「Voice CAPTCHA」、有害コンテンツを自動検知するリアルタイムモデレーション、生成コンテンツをアカウントに紐付けるトレーサビリティ機能などを整備。無料で使えるAI Speech ClassifierやAudio Detectorも一般公開
- 同社のコメント: 「音声AIは民主主義にとって非常に強力なツールになり得る」とし、行政文書を音声での対話形式に変換できる利点なども強調
使ってみるには
- 一般ユーザー向けの新機能というより、選挙関連の安全対策・提携に関する発表です
- AI Speech ClassifierやAudio Detectorはelevenlabs.io で誰でも無料で利用可能
- 選挙管理機関やメディア関係者向けの「ElevenLabs for Government」については公式サイトから問い合わせが可能