ChatGPT ニュース 2026/07/31 AI判定 重要度:低

OpenAI、欧州における「責任あるAI」の取り組みを公表 ― 安全性・セキュリティ・透明性・来歴管理を説明

#ChatGPT#OpenAI#EU#AI規制#安全性

OpenAIは、欧州連合(EU)のAI規制枠組みに沿う形で、自社の安全性・セキュリティ・透明性・コンテンツ来歴(プロブナンス)管理に関する取り組みをまとめて公表した。EU AI法における汎用AIモデル向け行動規範(Code of Practice)や、AI生成コンテンツの透明性に関する行動規範への署名、Preparedness FrameworkやFrontier Governance Frameworkの整備など、既存の安全対策がEUの求める枠組みとどう対応するかを説明している。

詳細

  • モデルの事前テストと透明性: 主要モデルのリリース前に広範なテストを実施し、system cardを公開。外部専門家が参加する「Red Teaming Network」を運営し、モデルの挙動を文書化した「Model Spec」も公開している
  • ガバナンスの枠組み: 2023年に策定し2025年に更新した「Preparedness Framework」で高度AIのリスクを特定・評価・管理。EU AI法が求める汎用AIモデル向け要件(リスク評価、安全対策、報告、セキュリティ、インシデント対応、外部専門家の関与)への対応を「Frontier Governance Framework」で説明している
  • 業界連携: Frontier Model Forumを通じた安全性研究の共有、米国CAISI・英国AISIとの協力、第三者評価の実践整備を支援
  • コンテンツの透明性と来歴: C2PA(Content Credentials)による生成コンテンツの来歴情報付与、メタデータ喪失時にも識別可能なSynthID電子透かしを画像に加え音声にも拡大し、将来的にはテキストへの対応も検討。「来歴管理はまだ発展途上の分野」とし、複数手法を組み合わせた継続的な取り組みの必要性を強調している
  • サイバーセキュリティ: 「Trusted Access for Cyber(TAC)」プログラムで、悪用防止と防御側の正当な利用支援を両立。2026年5月に発足した「EUサイバー行動計画」では、EU機関・各国当局・インフラ事業者と連携し高度なサイバーセキュリティ向けAIモデルを展開する
  • 支持する行動規範: 「EU汎用AI行動規範」と「AI生成コンテンツの透明性に関する行動規範」の2つに署名。いずれもマルチステークホルダーのプロセスを経て策定された

使ってみるには

  • 一般ユーザーが直接操作する機能ではなく、OpenAIの安全性・ガバナンス方針に関する声明である
  • 企業がEUでOpenAIのモデルを利用する際のコンプライアンス確認資料として、Frontier Governance FrameworkやModel Specを参照するとよい
  • 詳細はOpenAIの公式ブログ記事(https://openai.com/index/advancing-responsible-ai-across-europe)を参照