Runway Labs、AI生成の映像型OS「Project Continuum」の試作を公開
Runwayの研究部門であるRunway Labsは2026年10月1日、デモ動画とSNS投稿を通じて「Project Continuum」を発表しました。同社はこれを「リアルタイム動画インターフェースを中核に据えた、新しいオペレーティングシステムの研究アプリケーション」と説明しています。ウィンドウやパネル、メニューを従来のコードで描画するのではなく、動画モデルによってフレームごとに生成する点が特徴で、以前の研究プロジェクト「Solaris」のアイデアを引き継ぐものです。
詳細
- 概要: 内部的には「PROJECT CONTINUUM® CN-01 | REAL-TIME VIDEO OPERATING SYSTEM | v0.0.1-ALPHA」とラベル付けされた研究用プロトタイプで、HTML・CSS・DOMから描画するのではなく、OS風のインターフェース全体をライブで生成する
- Portals(ポータル): 画面上の選択操作から生成される動画パネルで、ブラウザのようにレイアウトを再計算するのではなく、サイズ変更に応じてその都度再生成されながら維持される
- Visual Thinking(ビジュアルシンキング): AIエージェントが自らの思考過程をリアルタイムの3Dビジュアルとして描画し、ユーザーがそれに対して直接手を加えながら反復できる
- Responsive Video Interfaces(レスポンシブ動画インターフェース): あらかじめ用意された固定レイアウトに頼るのではなく、アクティブなコンテンツに応じてシステムがその場でインターフェース案を生成する
- Interactive Worlds(インタラクティブワールド): 火星の前哨基地のデモを含む、ユーザーがリアルタイムで探索・操作できる、ストリーミング配信される本格的な3D環境
- 提供状況: Runwayは「これはまだ製品ではない」と明言しており、登録フォームもウェイトリストも申込窓口もAPIも存在せず、価格や公開時期についても未発表
- 今回の発表は、サンフランシスコで開催されたRunway初の「AI Summit」(2026年9月30日閉幕)の直後に行われたもので、同サミットの前日には別途ロボティクス向けモデル「Praxis-1」も発表されていた
その後
Runwayはこの発表をあえて未完成なものとして位置付けており、「今回紹介したのはあくまで最初の様子にすぎない」として、今後さらに詳細を公開していくとコメントして締めくくっています。Project Continuumは、Runwayの野心が単なる動画クリップ生成の枠を大きく超え、ソフトウェアのインターフェースそのものを生成動画モデルで作り直すという研究方向へと向かっていることを示すものです。仮にこれが将来的に製品化されれば、Runwayは映像・画像の生成にとどまらず、オペレーティングシステムやアプリのインターフェースの作り方そのものをめぐって、より直接的な競争の局面に入ることになります。