Mistral AI、形式検証モデル「Leanstral 1.5」を公開──miniF2Fで満点、未知のバグも発見
Mistral AIが、Lean 4向けの形式検証(コードの数学的な正しさの証明)モデル「Leanstral 1.5」を公開しました。「Proof Abundance for All(すべての人に証明の豊かさを)」を掲げ、Apache-2.0ライセンスの無料モデルとして提供されます。
詳細
- モデル仕様: 総パラメータ119B・アクティブパラメータ6BのMoE構成。Apache-2.0ライセンスでHugging Faceから重みを公開し、無料APIエンドポイント(
leanstral-1-5)としても提供 - ベンチマーク: miniF2Fのvalidation・testの両方で100%を達成。PutnamBenchでは672問中587問を解き、FATE-H(87%)・FATE-X(34%)でも最高水準を記録。FLTEvalはPass@1が28.9、Pass@8が43.2に向上
- コスト効率: PutnamBenchの1問あたりのコストは約4ドルで、競合のSeed-Prover 1.5(高負荷設定でGPU「H20」10日分規模の予算、1問あたり推定300ドル以上)と比べ大幅に低コスト
- 未知のバグ発見: Rust製コードをLeanに変換するAeneasパイプラインを用いてオープンソースの57リポジトリを検証し、47件の性質違反を検出。うち11件が実際のバグで、5件はGitHub上で未報告だった新規バグ(例: datrs/varintegerでのジグザグデコード時の整数オーバーフローバグ)
使ってみるには
uv tool install mistral-vibeでMistral Vibeをインストールし、/leanstralコマンドでセットアップ後、vibe --agent leanで起動可能- Lean LSP MCPを追加導入すると、より高度な機能が利用可能
- モデル本体はHugging Face(
mistralai/Leanstral-1.5-119B-A6B)から重みを入手可能