Ideogram ニュース 2026/09/30 AI判定 重要度:高

Ideogram 4.5が登場 ― 繰り返し編集でも画像が崩れない「精密編集」特化モデル

#Ideogram#画像生成#画像編集#API#MCP

Ideogramは2026年9月30日、新モデル「Ideogram 4.5」をリリースしました。キャッチコピーは「最も精密な編集モデル」。今回は一発目の生成品質よりも、何度も編集を重ねるうちにピクセルのずれや色の変化、テクスチャの劣化が蓄積していく「ドリフト」問題の解消に狙いを定めています。同日中にIdeogramアプリ、開発者向けAPI、MCP連携で利用可能になりました。なお、独立したローンチ用ブログ記事は公開されておらず、公式のモデルページとX上での発表が一次情報となっています。

詳細

  • Precise Edit(精密編集): 既存画像の特定部分だけを変更し、それ以外はそのまま保持する。Ideogramは「アーティファクトの蓄積をなくし、マルチターン編集を可能にする」と説明しており、指示のたびに生成し直すのではなく、段階的に画像を仕上げていける
  • 対応する編集の種類: 色・ライティング、文字の修正、商品写真、インテリア、建築、古い写真の修復、スケッチからの画像化、スタイル参照、リフレーム(構図変更)、深度マップからの生成
  • 高解像度の「ズーム編集」: 大きな元画像を縮小せずに編集可能(デモでは4,016×6,016、約2,420万画素の写真を使用)。編集した切り抜きは境界が保たれ、元画像にそのまま合成し直せる
  • 出力: ネイティブ2K解像度、品質モードは4段階
  • APIエンドポイント: POST /v2/image/generate/ideogram-4-5(プロンプト+最大5枚の参照画像)と POST /v2/image/precise-edit/ideogram-4-5
  • 料金(1枚あたりの定額制): Very low 0.008ドル(参照画像付き生成と編集のみ)、Low 0.03ドル、Medium 0.06ドル、High はプロンプトのみの生成で0.10ドル、参照画像付き生成とPrecise Editで0.22ドル。プロンプトの長さ、参照画像の枚数、出力解像度で価格は変わらず、サブスクリプションも不要
  • 他社比較: モデルページではGPT Image 2.5 Sunburst、Nano Banana Pro、Nano Banana 2との連続編集の比較を掲載し、他社モデルは数回の編集で使い物にならなくなると主張。ただしIdeogram自身による比較で、定量的な指標は示されていない
  • 重み: 6月の4.0とは異なり、4.5はホスト型モデル。4.5のオープンウェイトは公開されていない

その後

第三者評価での滑り出しは控えめで、Artificial Analysisのローンチ週のリーダーボードでは画像編集で23位前後、テキストからの画像生成で34位前後と、ベンチマーク首位を狙うモデルではありません。一方で普及の動きは素早く、10月2日にはRunwayがMCPサーバーにIdeogram 4.5を追加し、Ideogram自身も10月中旬に4.5を使った商品写真編集のガイドを公開しました。文字描画で名を上げ、6月には4.0をオープンソース化したIdeogramが、4.5では「修正を重ねても商品のディテールやレイアウトが崩れない」実務向け編集ツールとしての地位を狙っていることがうかがえます。