SpaceX、Cursor開発元Anysphereを600億ドルで買収へ──史上最大級のスタートアップ買収
SpaceXが、AIコードエディタ「Cursor」を開発するAnysphereを総額600億ドルの全株式交換で買収すると発表しました。SpaceX自身がナスダックに新規上場したわずか4日後という電撃的なタイミングでの発表で、ベンチャー支援スタートアップの買収としては史上最大級の規模になるとみられています。
詳細
- 買収の規模: 全株式交換で600億ドル。Anysphereの株主はSpaceXのクラスA株を、成立前7営業日の出来高加重平均株価で受け取る
- 経緯: 2026年4月21日、SpaceXはCursorを600億ドルで買収する権利(オプション)、あるいは撤退する場合は約100億ドルの解約金を支払う契約を締結済みだったことが判明していた。当時Cursorは大手VCから評価額500億ドルで20億ドル超を調達する交渉を進めていたが、SpaceXがそれを上回る買収提案で先回りした形
- 成立時期: 2026年6月16日に買収権を正式行使。取引完了は同年第3四半期を見込み、完了後CursorはSpaceXの子会社「SpaceXAI」の傘下に入る
- 狙い: SpaceXがxAIと統合したAI事業を、主要AI研究所に追いつかせるためのテコ入れが目的とされる。SpaceXのAI部門はディープフェイク生成を巡る度重なる論争を受けて再編中だったことも背景にある
- Cursorの事業規模: 創業から4年足らずで年換算収益は約40億ドル規模に到達しており、収益倍率にして15倍という、AIソフトウェア企業への買収としては極めて高い水準の評価となった
使ってみるには
買収成立時点でCursorの製品・料金体系に直接的な変更はなく、既存ユーザーは引き続きcursor.comから通常通り利用できます。取引完了は2026年第3四半期の見込みで、完了後の統合方針については今後の続報が待たれます。