OpenAI、サイバー防御プログラム「Daybreak」へのアクセスをウクライナ政府に拡大
OpenAIは、国連総会の場で、サイバー防御プログラム「Daybreak」へのアクセスをウクライナ政府に拡大すると発表しました。民間インフラの防御を支援するものです。
詳細
- 提供内容: 攻撃を受けている民間システムの脆弱性特定、不審な活動の調査、修正の検証・テストへの支援
- 対象分野: 病院システム、エネルギー分野、通信網——直接攻撃の標的となってきた重要インフラ
- 支援対象: 2025年に約6,000件のサイバーインシデントに対応したウクライナの国家サイバーインシデント対応チーム「CERT-UA」、および重要サービスを守る官民の組織
- 関係者の発言: OpenAIの国家安全保障政策責任者サーシャ・ベイカー氏は「ウクライナはすでに最前線にあり、その防御担当者は今すぐ支援を必要としている」とコメント。OpenAI for Countries責任者のジョージ・オズボーン氏は「民間インフラの保護とは、物理的攻撃とデジタル攻撃の両方から守ることを意味する」と述べた
- これまでの前例: OpenAIはこれまでもフランス、ドイツ、ポーランドなど欧州各国に同様のサイバーモデルアクセスを提供してきた。ポーランドのCERT Polskaはこのツールを使いルーターソフトウェアの脆弱性を6件発見し、いずれもベンダーによって修正済み
その後
今回のウクライナへの拡大は、重要インフラへの現実のサイバー脅威に直面する政府に対し「Daybreak」へのアクセスを提供するというOpenAIのこれまでのパターンを踏襲するものです。先に発表した10億ドル規模の「Daybreak for Frontline Defenders」構想や、米国一般調達局(GSA)との補助付きアクセス契約に続く動きとなります。