Copilot 利用状況メトリクス API に BYOK、コードレビュー対応率、テレメトリ欠落のフィールドが追加
GitHub は 11 月 3 日から 5 日にかけて、Copilot 利用状況メトリクス API に 3 つの機能を追加しました。bring your own key (BYOK) の利用の把握、Copilot コードレビューの指摘が実際に対応されたかの測定、レポートが不完全なユーザーの特定に役立ちます。
BYOK とエンタープライズカスタムモデル(11 月 3 日)
- ローカル BYOK: 開発者が設定した独自キーやローカルモデル(Ollama、Foundry Local、LM Studio、llama-server など)を Copilot CLI や Copilot アプリから使う場合です。
used_local_byok、totals_by_local_byok(byok_kindとsurfaceで内訳)、日次・週次・月次のアクティブなローカル BYOK ユーザー数が追加されました。 - エンタープライズカスタムモデル: 管理者が設定し、GitHub 経由でルーティングされるモデルです。
totals_by_client[].totals_by_model[]の各エントリにブール値is_custom_enterprise_modelが加わり、IDE を含むすべてのクライアントを対象にします。 - 対象範囲: エンタープライズおよび組織のレポート(ユーザー単位と集計、1 日と 28 日)。既存の合計値は変わらず、過去分の遡及はありません。
- 注意点: ローカル BYOK はクライアントのテレメトリに依存するため下限値です。トークン数を報告しないローカルプロバイダーもあります。認識できないカスタムモデル名は
unknownと表示されます。
コードレビューの詳細と対応率(11 月 5 日)
- リポジトリ単位レポートの
repos-1-day各行に、新しいcopilot_code_reviewオブジェクトが加わります。 total_comments_evaluatedとtotal_comments_addressedから、リポジトリごとの対応率を算出できます。提案を適用した、Copilot に修正を依頼した、コードを編集した、後続の PR で直すと返信した場合に「対応済み」と数えます。- 重大度、レビュー階層(
lite、balanced、max)、コメント種別(bug、security、customなど)、カスタマイズ(カスタム指示、スキル、MCP サーバー、なし)別の内訳があります。 total_merged_no_human_change_request_after_reviewは、Copilot がレビューしてマージされた PR のうち、その後に人から変更依頼がなかった数です。- コメントは PR のマージ時に評価され、ボットが作成した PR のコメントは通常評価されません。
テレメトリとバージョンの欠落(11 月 5 日)
- ユーザー単位の
client_telemetry_presentとusage_metrics_requirements(各 IDE や拡張機能を最低バージョンに対してmet、unmet、unknownで表示)。 - 日次の
missing_client_telemetry_user_countとbelow_usage_metrics_minimum_user_count。両者は重複しうるため、合算してはいけません。 - テレメトリのないユーザーもアクティブとして数えられますが、コード行数やモデル別内訳などの詳細は欠けます。主な原因は古いエディタ、IDE テレメトリの無効化、プロキシやファイアウォールです。
アクセス権
エンタープライズオーナー、エンタープライズ請求マネージャー、組織オーナー、View Copilot Metrics 権限を持つカスタムロールの保持者が対象で、Copilot 利用状況メトリクスのポリシーが有効である必要があります。