xAI「Grok Build」始動──ターミナル発のコーディングエージェント、SuperGrok向けに早期ベータ公開
xAIがターミナルから直接使えるコーディングエージェント「Grok Build」の早期ベータを公開しました。SuperGrokおよびX Premium Plusの全加入者が利用可能で、プロ向けの複雑なソフトウェア開発タスクを自動化する位置づけです。Anthropic「Claude Code」やOpenAI「Codex」に1年以上遅れての参入となります。
詳細
- 提供形態: プロジェクトフォルダ内でコマンド一つで起動するCLIツール。自然言語でタスクを指示するとコードベースを解析して作業を進める
- プランモード: 複雑なタスクでは実行前に計画を提示し、承認・個別ステップへのコメント・全面書き換えが可能
- 並列サブエージェント: 大規模タスクは専門化したサブエージェントに分割して並列実行、複数のworktreeにまたがる統合にも対応
- 既存ツールとの互換性: AGENTS.md、プラグイン、フック、スキル、MCPサーバーをサポート
- ヘッドレス実行:
-pフラグでスクリプトや自動化パイプラインへの組み込みが可能 - ACP対応: 独自のボットオーケストレーションアプリを構築するための基盤も提供
先行していた制限付きベータ
- 一部報道によれば、xAIは5月14日前後にまず月額300ドルの最上位プラン「SuperGrok Heavy」加入者限定で早期ベータを先行提供していたとされる
- 今回の5月25日付発表は、対象をSuperGrokおよびX Premium Plusの全加入者に拡大したタイミングにあたる
- ベータ期間中はCLI内の
/feedbackコマンドでのフィードバック提出が推奨されている
その後
- 5月29日、CLIを支える基盤モデル「grok-build-0.1」がxAI APIで一般提供(パブリックベータ)を開始
- 6月11日、プラグインマーケットプレイスが追加され、MongoDBやVercelなど主要サービスとの連携が可能に
- 6月15日、複数セッションを一括管理する「Agent Dashboard」が追加
- 7月15日には、直前に発覚したリポジトリ無断アップロード問題への対応として、ソースコード全体がApache 2.0ライセンスで公開された